リペアー&アッパーステディKITの取り付け 

【ご購入のお客様へ】

本製品の取り付けにはブレーキパイプやクラッチラインの脱着が必要になります。

必ずミニの専門ショップかプロのメカニックの方にご依頼ください

 

■取り付け手順1

ブレーキ・クラッチマスターシリンダー類をROVER整備要領に従って取り外します。さらにマスターシリンダーアンダープレート(当製品ではマスタープレートと呼びます)を取り外します。84年以降のMT車ではクラッチレリーズシリンダー下のブラケットがドリル作業などの障害となりますのでそのブラケットを取り外してください。作業ではアングルドリルとシャフト長の短めのドリル刃をご使用ください。

 

    

■取り付け手順2

まず上記写真右のようにアジャスト式ステディロッドの片方のヘッド部分Dを挟んでマスタープレート@とブラケットAをロングボルトBで仮組みをします。この時締め付けは通常のブッシュ交換の際と同じトルクでしっかり組上げてください。 ※注 ヘッド部分Eの方はエンジンブロック側となります。

 

取り付け手順3A 【ブラケットAのノーマル部分が欠損している場合】

手順2で組んだ状態でマスタープレート@をボディに取付けます。ブラケットAの取付け穴、2ヶ所をマークします。ロングボルトBを緩めてブラケットAのみを外し2ヶ所8ミリの穴をドリルで開けます。ブラケットAとボディ側の接触面の一部をサンドペーパーなどで磨きアースを確保します。ボディ側にAをボルトC2個でしっかり固定します。スプリングワッシャーとナットは室内側から。ボルトがエンジンルームからです。

 

  取り付け手順3B【ブラケットAのノーマル部分が正常な場合】

 

ノーマル部分が正常であれば補強する目的でブラケットAを重ねて取り付けます。左の写真のように付属の仮止め用ボルトFとバイスなどを用いて下から重ねて固定します。その状態でノーマル穴Gの手前側H部分を重ねたブラケットAに合わせるようにヤスリで削ってクラッチホースがボルトCに干渉しないようにしておきます。後は取付手順3Aと同様に取り付けます。ノーマル部が正常な車はボルト締めの代わりに溶接でも構いません。

 

  取り付け手順4

ブレーキ・クラッチマスター等をROVER整備要領に従って組み付け直します。

 

 

 

■取り付け手順5

アジャスト式ステディロッドの長さは基本的には現在装着されているノーマルのものを基準にしてください。 その際にジョイントシャフトFのネジ部分がDとEのヘッド部分にそれぞれ均等に入るようにします。長さの仮決めの後、軽く手でナットを締めて通常のブッシュ交換と同様の手順で組み付けます。ヘッドDとEは片方が逆ネジになっていますので装着状態でもジョイントシャフトFを回転させれば長さの微調整が簡単に行えます。最後にDとEを固定するナットをしっかりと締め付けます。

 

この時DとEのひねり角は通常90度ですが、経年劣化などでやむを得ない場合は適正な角度を専門ショップで診断して貰って取り付ける必要があります。

 

調整式のロアーステディをすでに装着してある車は本品の固定前にロアーステディの調整側ボルトを

一度緩めてから作業を行なってください。マウント類の異常や劣化がなければ本品取り付け後に再度ロアーステディも調整して固定します。

 

※注 E部分にはワッシャーが一体になったスリーブカラーを使用していますのでノーマルで同箇所に付いていた平ワッシャーは不要となります。

 

  メンテナンスについて

ステディロッドブッシュは定期的に交換してください。メンテ用として弊社オリジナルの「強化ステディロッドブッシュSET」(4個セット1,200円)をお薦めします。また定期点検の際、および月に一度は必ず両方のナットの緩みが無いかを確かめてください。別売りのロアーステディキットとの併用はさらに効果を高めます。

 

  補足

ステディロッドの長さの調整は通常、ノーマル長より±5o以内にして下さい。5o以上で安定する車輌の場合エンジンマウント、サブフレームマウント類の劣化やサブフレーム自体の歪みも考えられます。またWEBERキャブレターなどとのクリアランスを確保するのに5mm以上の延長をする場合は上記のヘタリ等を必ず専門ショップで診断してから適正な負荷で取り付けてください。特にインジェクション車はロッドの長さを変更する場合はセンサー類の配線とボディ等のクリアランスにも注意が必要となります。

 

 

 

 

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